心が変われば明日が変わる。
こんにちは!
今日は、めんどくさがり屋なADHDのお話をします。
やるべきことを先延ばしにする「先延ばし癖」は、ADHDの特性を持つ人の中に多い特徴です。 何故先延ばしになるのか…
決して怠けるつもりはありませんが、全体を考えて優先順位を考えるのではなく、好きor嫌いで優先順位を決めてしまい、その好きな事にのめり込むあまり、期限がある仕事も頭からすっ飛んでしまい、気付けば切羽詰まった状況に追い込まれることもしばしばです。
好きなことは、意識しなくても勝手にスイッチが入ります。
嫌いなことは、「めんどくさい」の壁に阻まれて、なかなかスイッチが入りません。
やる気を行動に移すスイッチを入れるのは、脳内の情報を運ぶ神経伝達物質の働きによりますが、ADHDはこうした神経伝達物質が上手く働いてくれないのです。 「やらなきゃ」より「めんどくさい」が勝ってしまいます。
好きなことは、とことんどんどんやるのに、それ以外はおざなりになっているその様は、端から見れば我がまま極まりないに違いありません。 ただ、当事者としては、無自覚な事も多く、自分なりに一生懸命やっているので、当人にすれば、一生懸命でも評価されないと、すれ違ってしまいます。
ADHDだから仕方ない… そんなことはありません。
これは、心療内科の先生の話からヒントを得て、実際に自分が実施している方法です。
すごくシンプルに表現すると、「めんどくさい」と感じる前にやってしまう習慣を付ける事です。
最初はこんなことから意識付けをしてみました。 例えば、ごはんを食べる事と食器を洗う事・片付けることをワンセットにして、食べ終わった瞬間から片付けに向かいます。 サッカーでいうところのパス&ゴーです。 サッカーのパス&ゴーは、パスを出したその足で次のポジショニングに動き出すというものです。 やってみると、食器を洗い片付けることなんて、時間にすると10分もあれば出来るし、労働として考えても、自分にとってはそんなに負荷はかかりませんでした。
少し大げさかもしれないですが、「あー自分が面倒だと後回しにしていたことは、すぐにやることで、こんなに心の負担は少なくなるんだ」そう気付いた事で、次第に嫌な事・面倒だと感じそうな事ほど、間を置かずすぐにやるようになりました。 そんな事を、日々の生活や仕事に意識的に取り入れていく事で、どんどん習慣化していく感覚を肌で感じています。
そういえば、アメリカの心理学者であり哲学者だったジェームス博士の有名な言葉に『心が変われば行動が変わる。行動が変われば習慣が変わる。習慣が変われば人格が変わる。人格が変われば運命が変わる。』という言葉があります。
つまり、心は感情で支配されるのではなく、意思の力で心を規制することで、ドンドン前向きな人生に変えられるという事なのです。
自分は発達障がいという特性が周囲との認識と上手く嚙み合わず、すれ違ってしまった経験もあるし、もどかしい思いもしてきました。 会社という箱の窮屈さに、逃げ出したくなることもしばしばでした。 でも、社会で生活を営むという事は、ただ主張や要求をしても上手く行きません
自分は『誰もがありのままの自分を大切に出来る社会』が目指す場所ではありますが、だからこそ相手に寄り添う事も物凄く大切な要素だと感じています。
相互理解という事は、そういう事ではないでしょうか。
次回は、『めんどくさいに蓋をする』をテーマに、より深く書きますので、宜しくお願いします。
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