多様性を意識したが故に

こんはんは!

今日『ダイヤモンドオンライン』というネット媒体で、こんな記事を見付けました。

表題は→入社9ヵ月で社長になった私が考えるリーダーの資質です。

その記事の主役は、ドムドムハンバーガーの社長を務める藤崎社長のお話しでした。 

1970年に創業したハンバーガーチェーン「ドムドムハンバーガー」は1990年代の最盛期には400近い店舗数を数えたが、徐々に店舗数を減らし、現在は27店舗にまで縮小しました。                    しかし、2018年にある女性が社長に就任してからは、静かに変わり始め、2020年度の決済では、見事に黒字化を達成したそうです。

その社長こそが藤崎社長です。

藤崎社長は、大学で経営や経済を学んだ経験はありません。                             曰く、主婦業をする中で、「人を思いやること」を学び、アパレルショップや居酒屋の店長を務める事で、実地の経営を学んだそうです。

だから、社長の資質と問われても、難しくてよく分かりませんが、ご本人に思い当たることがあるとすれば、「夢中になれる事」と「人の心を思う事」ですと、その記事の中で話していました。

「夢中になれる事」というのは与えられた環境で自分がするべきことにひとつひとうしっかり向き合う事です。向き合っていると、世界の解像度が上がり、色々な事が見えてくるそうで、その色々な物に対してアクションをしても、それだけでは満足することなく、次のアクションを常に考えているそうです。 

それが、藤崎社長のいう「夢中になれる事」です。

そして「人を思う」とは、相手が何を望んでいるか察することだそうです。                                     

その2つの資質は、藤崎社長にとっては、きっと特別な事ではなく、当たり前の事をただ当たり前に粛々とやり続けてきただけですが、その一貫したスタイルは、誰にもまねできないのだと思います。

そして彼女はこうも語っています。                                                  凄くいい言葉なので、そのまま抜粋しますが…

女性経営者として女性の社会進出についてもよく聞かれるのですが、私自身は社会に出て「女性だから」という理由で不本意な思いをしたことはありません。                                          でも今、これだけ聞かれるという事は、悩まされている方や不便に思っている方が多いのでしょう。

そういった方に私の経験を伝えたりして、力になりたいと思う事はあります。                           私にも年齢を経て、何かアドバイスが出来ればいいなと感じています。

ただ、わたしにとって「女性が社会で活躍する」の定義は、一般とは異なるかもしれません。

幼いころから線が細く、か弱かった妹は、専業主婦として夫の海外赴任に数回同行し、3人の子どもを立派に育てています。                                                           私の憧れでもあります。

この様に、企業で活躍するのも、家の中で活躍するのも、フィールドが違うだけで同じことです。介護や主婦業、子育てに携わる事も立派な活躍です。

私は大学で経営や経済について学んだ経験がありません。                            でも、主婦業をする中で「人を思いやる」という資質が育てられました。                                 アパレルショップや居酒屋の店長を務める事で、実地の経営を学びました。

大学で学ぶことが全てではありません。                                                     主婦でも、小さなお店の店長でも、学べることはたくさんあります。                                  性別や学歴に囚われることなく、自信を持って歩んで頂きたいと思います。

与えられた環境が学フィールドに変化し、私は育てられました。

与えられた環境、目の前にある物をしっかりと見つめてください。                                 今の自分に出来る事、学べる事がたくさんあるはずです。

そして、体験してみてください。                                                  それが経験となって、力や自信に変わります。

経験に勝る資産はないのです。

どうですか?

彼女の最強の一貫したスタイルは、ただ目の前のひとつひとつを大切に、丁寧に積み上げてきた結果だというのです。

男とか女とか立場がどう

とか、そんなもの関係なく、自分に出来る事をただ粛々とやってきただけです。  

そんな彼女にとっては、女性の社会進出とか、ジェンダーレスとか、そんな事より、ただ人として人を思いやり、人の為に夢中になり、その素直さや謙虚さから、身近に尊敬できる人を見付け、その結果が今にあるだけで、当たり前の事を当たり前にしてきただけだという事なのです。

考えさせられました。

確かに考えてみれば、多様性を考えた瞬間から、人は人をどんな人か評価し、カテゴライズして、共存する道はないかと考えている。

本当の多様性とは、ただその人にとっての当たり前を当たり前にしながら、互いに尊敬できることを見付け、助け合う事で自然に成り立つもののはずなのに、多様性を意識することで逆にギクシャクしちゃうなんて、なんだか、正に本末転倒ですね。

そんな社長が経営するドムドムハンバーガー、食べてみたかったんですが、東海地区にはないんですね⤵⤵⤵

自分が高校生だった時、千種区にあったドムドムハンバーガーは残念ながらもうありません。                            東海地区最後に残った桑名FC店も残念ながら閉店となり、今やこの愛知から行ける最寄りのドムドムは、東は浜松・西は高槻や吹田とかなり足を伸ばさなければなりません。                        高校時代千種駅にあったのは知っていましたが…                                            何故あの時に行っておかなかったのかと、今更ながら悔やまれます。                            

多様性

Posted by benrinahito