人は人・自分は自分

今日は、隣接する市の住宅の方に頼まれて、外用のテーブルとイスを作成しました。

よく見ると、仕上げ方等それなり出来で、職人の仕事には、遠く及びませんが、完璧を求める人ってそこまで多くありません。                                                 職人ではないけど、ある程度のレベルの事なら出来、費用は職人程かかりません。

費用対効果で考えると、かなりのニーズが眠っています。

日本人は特に、商売や営業に対して、形式やマニュアルに拘りますが、ニーズがあって、そのニーズに対してアプローチさえ出来れば、本当に必要としている人にサービスを届ける事が出来るのです。

本日仕事を頼んでくれたお客さんは、リピーターですが、理由を聞くと「色々頼みやすくて、感じが良かったから」。                                                自分が建築の会社に勤めていた時、いつも指名してくれる方が居たのですが、その理由も「楽しそうに仕事をするから」だそうです。                                                     どうやら、自分がまとっている空気感が、穏やかで、頼み事をしやすいようです。                                               でも、理由なんて案外そんなものかもしれません。

『仕事』というのは殆どの場合、お金を頂く事なので、つい身構えて、取り繕って、出来る自分を演出したりしがちですが、それ故に、あるのままの自分を必要としてくれる人を見落としてしまいます。         

全ての人に認められるのは不可能なので、自分を否定される事もあるかもしれません。

でも、それは当たり前の事です。                                       他人が自分の心をコントロールできないように、他人の心をコントロールするなんて出来るはずもないし、無理にコントロールしようとすることは、相手の感覚を否定するに等しい行為だと思います。

『誰もがありのままの自分を大切に出来る社会』

そこを目指すのであれば、自分を否定される覚悟を持ちつつ、人は人・自分は自分なんだと割り切ることが必要なのではないでしょうか。