心は丸く腰低く

小さい頃、正義の味方は絶対的に良い者で、悪い物を退治するという、シンプルで分かりやすい話が大好きで、ダイナマンやチェンジマンに夢中でした。                                 時代劇でさえ、お代官様や越後屋も分かりやすいくらい悪人面で、最後は将軍様に成敗されて、何の疑問も持たなかったけど、正義は人の数だけあって、尺度というモノサシも人それぞれで、そんな中、正義とか悪とか、誰の立場で誰が決めるのだろうか。

例えば、少し前に流行った「倍返しだ!」の半沢直樹ですら、間違っている人がいたとして、人前で土下座をさせたり、自分には違和感があります。                                         誰が正しいかをモノサシにした勝ち負けを決めたって、結局は蟠りが残るし、『お前の負けだ』と詰め寄ったところで、自分を守る為に、人は反発するのです。                                            そうして守っているものは意見や主張なんかじゃなくて、自尊心なんだと思います。

だから、心は丸く、腰低く、相手を立てた方が、自分の意見もきちんと相手に届きます。

何故なら、人は、自分を大切にしてくれない人を大切にしようとは思わないからです。

それには、正義は人の数だけあるという事を                                             相手にも立場や自尊心があるという当たり前の事を                                いつでも自分の中に持っていなくてはならないと思います。

価値観

Posted by benrinahito