使命 多様性と発達障がい
こんにちは! 今日は急激な天候の変化で、雷雨に見舞われましたが、昨日のニュースで予測出来てたので慌てることなく対応できました。 やっぱり事前準備は大切ですね。
さて、今日は使命について話そうと思います。 何故、突然こんな話しをするのかというと…
先日ある友人が近くに来ていると連絡をくれたので会いに行くと、友人のお母さんも一緒でした。 自分はそのお母さんとも仲良くさせて頂いていたので、久しぶりに色々話す事が出来ました。
友人の実家は会社を経営しています。 どんな会社かというと、創業当初は建築の空調ダクト工事を請け負っていましたが、上手く業態を変化させ、現在は段ボール工場のだ集塵機とその集塵機までのダクトを設計・施工し、今や国内シェア独占状態で、右肩上がりの勢いのある会社です。 今でこそ創業30年を迎え順風満帆ですが、その道のりは決して平たんなものではなく、これまでの苦労は、並大抵ではなかったそうです。 友人のお母さんは、様々な困難や、その時にした失敗やその失敗で得た教訓を忌憚なく話してくれるので、自分にとっては、生きた経験が聞ける貴重な時間でもあります。 その日も、前もって見付けていてくれた新聞の記事をテーマに、使命についての話しをしました。 その新聞記事によれば『人はそれぞれ感じ方があり、価値観があるから、それぞれが背負っている使命がある』それが多様性の意味であるという事でした。
実は、以前この会社で働かないかと誘われていたことがあります。 結果的にはお断りをしましたが、会社の事務所や工場を紹介しながら丁寧に説明してくれ、何故誘ってくれたのかという理由まで、きちんと話してくれました。 とても誠実で、仕事内容も興味が持てるものでした。 (自分が発達障がいと知る)以前の自分なら、その誘いを二つ返事で受けていたかもしれません。
必要としてくれて、仕事内容にも興味があったのに、何故ことわったのか… それは、青臭いかもしれませんが、自分の使命は別の所にあると感じたからです。 自分が自分の為だけに、恵まれた環境に甘んじて、何も疑問を持たず、何も考えず、何も発しなくなってしまったら、折角こんな特性を持って生まれ来たのに、もったいない…この特性に生まれてきた意味は他にあるのだと思えてなりませんでした。 多様性のある社会ダイバーシティの必要性を論じられる時代に生まれた変わり者の自分(笑)。 もう、使命があるとしか思えません。 確かに、自分が出来る事は本当に少ないし、一石を投じる程の影響力もありません。 でも、もしたったひとりでも自分の発する何かや関りの中で救われたら、その誰かは別の誰かにとっての救いになるかもしれません。 そうやってひとつひとつを大切に積み上げていくのは、本当に気が遠くなります。 『誰もがありのままの自分を大切に出来る社会』を創るなんて、言ってはみたものの、方法なんて分からないし、そんな簡単じゃありません。 ただ、地道でも、そのひとつひとつを重ねていくことでしか、きっと前には進めないのだと思います。
「うちの会社で働いて欲しい」と言われ、そのお断りをした時、多分言葉が下手糞で、その時はちゃんと伝わったのか分かりませんでしたが、先日使命の話しながら、確かに想いが伝わっていることを確認出来ました。
そして、使命があるから勝手な事を言い、我が道を行く自分をいつも見守って、応援してくれている、そんな暖かさを感じました。
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