ルーツ①
今日はお盆という事もあり、お墓参りに行ってきました。
父方のご先祖様が眠るお墓は、比較的近いので、新規事業を立ち上げてからは、月に一回はお参りに来ています。
何の為に? 神様・仏様…と、他力本願に拝むためでは、ありません。 自分が真っすぐに、ちゃんと正しい方向を向いているのか、人としての心の在り方や仕事への向き合い方について、報告しながら確認をしているのです。
じゃないと自分は弱いから、すぐに我がの為の理屈で、目先の利益に走ります。 何故自分が今、それに取り組んでいるのかを、いつも心に持っているのかを確かめながらでなければ、つい流されてしまいます。
だからこそ、自分の中のルーツを考える事を大切にしたいと思います。
自分の身近なご先祖様と言えば、今は亡き父方の祖父と祖母、母方の祖父です。
父方の祖父は、自分の記憶の中では、騒ぐとすぐに怒る少し怖いおじいちゃんでした。 でも、よくよく記憶を辿ると、怖いだけではない祖父も居たのだと思います。
自分が幼いある日、楽しみに取っておいたゼリーを祖父に食べられて泣きべそをかいてしまいました。 祖父は、少しバツの悪い顔をしており、こっそり代わりのゼリーを買って冷蔵庫に入れておいてくれました。
下校途中に追いかけられた獰猛な捨て犬も、いつの間にか手なずけ、飼いならしていました。
あの頃は幼過ぎで、ただ怖いという一面ばかりを見ていましたが、本当はもっと色々な顔を持っていたのだと思います。
父方の祖母は、自分を差し置いても、誰かに喜んで貰うのが好きな人でした。 そして、「自分は周りに恵まれている」が口癖の、いつも感謝の気持ちを忘れない人でした。
母方の祖父は、余命宣告を自らの意思で聞き、残りの人生を余すところなく生きようと、どうせ死ぬからと、諦めることなく、最後まで学ぶことを止めない人でした。
ご先祖様がどんな人だったのか… そうやって自分の中にあるルーツを考えると、迷った時や悩んだ時、自分はどこから来て、どこかに向かっているのかを感じる事が出来、自分の軸を忘れないでいられる気がするのです。
自分の軸を忘れた時、きっと人は道に逸れてしまうから、これからも続けたいと思っています。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません