敬老の意味を考えてみた

2021年8月30日


今月もチラシを作りました。

今月の企画は、敬老の日特集です。

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国民の祝日の法律に関する法律第2条によれば、敬老の日とは、多年にわたり社会に尽くしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う事を趣旨としているそうです。

自分は祖父や祖母とあまり難しい話しをしたことはないので、戦後の焼き野原からの復興など、何もないところからどんなモチベーションで日本を発展させていったのか、もっと沢山話しをすればよかったなぁと少し後悔しています。

現トヨタ自動車も、豊田自動織機という機会メーカーから豊田喜一郎氏が分社化して設立会社です。                         

今でこそ世界のトヨタと呼ばれていますが、設立当時は、国産車など一台もなく、この事業の未来を信じる人はごくわずかだったと言います。                                              それでもノウハウも何もなかった彼らが、アメリカから自動車を取り寄せ、全てのパーツというパーツをバラシ、組み立てて、そんな繰り返しで、仕組みを理解し、やっと完成させたのが、国産車の始まりです。       

開発に関わる人材の問題。                                         莫大にかかる資金の問題。                                                  ノウハウだって十分ではないので、予期せぬトラブルも少なくなかったと思います。                

それでも、国産車を日本の道路に走らせたいという想いが、未来を信じる心があったから前進することが出来たのだと思います。                                              開発者だけではありません。                                         開発したばかりのトラブルが少なくないその車を選択したユーザーもまた日本の未来を想い、その夢に賭けたひとりです。

今の日本に、明るい未来を信じられる人はどのくらいいるのでしょう。

少子高齢化や年金の財源の枯渇等々、先行きの見えない不安を抱えている人は沢山いるでしょう。            社会保障や年金制度は、日本が順風満帆な時に作られた仕組みです。                        それが今は上手く機能しなくなってきているのは当たり前の事だと思います。

そこにしがみつくよりも、豊田喜一郎氏とまではいかなくても、日本の未来を信じて、ひとりひとりが出来る事を考え実行していく事が、明るい明日に繋がる事ではないかと思います。

敬老の日とは、ただ単に長寿を祝うだけではなく、おじいちゃん・おばあちゃんから昔の話を聞き、想いを学ぶのもいい機会かもしれません。